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2013年7月29日 (月)

質の高い国づくりにチャレンジしよう!

【四季のある国】

 今は7月28日午前4時です。外はまだまだ真っ暗です。1ヵ月前の夏至の頃は朝の光が差しかかって明るかったのに、あっという間に夜明けが遅くなり、日没が早くなりました。暑い夏はこれからが本番というのに。
 日本はアジアの温帯モンスーン地帯に属し、雨量も多く、周囲を海に囲まれ水産資源も豊富です。日本の入国管理局の審査は厳格であり、異国人が海を越えてこっそり(不法に)住みつくというのは不可能に近いと言っても良いでしょう。そんなことから日本は世界でトップレベルの安全な国であり続けています。恵まれた自然環境の中でほぼ単一民族として豊かな生活を享受し続けた民族には、さまざまな民族が国境を越えて入り乱れながら国家を築きあげてきた他国の人々の苦難の歴史を理解することは困難でしょう。四季のある生活を当然のごとく過ごしてきた民族には、厳しい気候の中で生活する他の民族の辛苦も理解できないでしょう。

【美しい国へ】

 生ま臭い現実に話をもどします。7月21日の参議院選挙で安倍自民党は125改選議席のうち65議席を獲得し圧勝しました。マスコミはアベノミクスが国民の信任を得たと報じました。長い間縮こまった生活をしてきた国民にとり、経済成長優先路線を掲げる安倍晋三氏は新鮮に映ったと思われます。しかし、安倍政権が誕生する前から日本は世界の中で勝ち続けており、円高は日本経済のファンダメンタルの強靭さから来るものでした。安倍氏の物価2%上昇というのは国民にとって本来受け入れられない目標ですが、国の金をつぎこんでカネまわりが良くなることに国民の期待が高まってしまいました。
 安倍氏は7年前(2006年7月)に「自信と誇りのもてる日本へ」という副題の「美しい国へ」という著書を著しました。さて安倍氏によって日本を美しい国につくりあげることができるでしょうか。安倍氏は2012年12月26日第二次安倍内閣を組閣後、矢継ぎ早に各国首脳と電話会談をこなし、多数の国を自ら訪問しました。その詳細は 外務省ホームページ内 安倍総理大臣の会談・訪問を紹介したコーナー にあります。昨27日にはフィリピンを訪問しアキノ大統領と会談しました。日本経済新聞(2013年7月27日夕刊)は次のように報じています。

 フィリピン訪問中の安倍晋三首相は27日、同国大統領府でアキノ大統領と会談した。首相は巡視艇10隻の供与を表明した。政府開発援助(ODA)の円借款を活用し、海上警備能力の向上を促す。同国と南シナ海のスカボロー礁領有権を争う中国をけん制する狙い。災害復旧に特化した円借款の融資枠を設ける考えも打ち出した。

 一方安倍氏は中国と韓国の首脳と電話会談すら一度も行っていないのに驚きます。政治家としての安倍氏の器はこんな程度かとあらためて思い知りました。関係改善を探っているという報道は耳にしますが、就任後8ヵ月たっても電話首脳会談すらもてないという人が日本のリーダーとしてふさわしいとはとても思えません。安倍氏の器の小ささをあらためて認識せざるを得ません。

【福島瑞穂氏 社民党党首辞任】

 福島瑞穂氏は、参議院選の敗北の責任をとり7月25日党首辞任を表明し了承されました。社民党は小さな小さな政党になってしまいやむを得ないことだと思います。今回の参議院選挙の結果は、自民65、民主17、公明11、みんな8、共産8、維新8、社民1、諸派・無3でした。市民や労働者の立場に立つ政党が共産党を除き消滅寸前の状態です。安倍氏は憲法9条改正へのプロセスも自信をもって展開しようとしていて、「美しい国 日本」はますます遠のいていきそうです。次の衆議院選挙の時はアベノミクスのメッキははげおちていると思います。日本国民はお気楽国民で3年後にはアベノミクスに飽きていると思います。中国や韓国とも率直な話し合いのできる質の高い国づくりにむけて、私たち国民はこれから数年間地道な努力を積み重ねる必要があります。

 

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