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2011年8月20日 (土)

My GAL パリでブランド品を買い漁れ!

【羽田→パリ→マドリッド→リスボン→パリ→羽田】

 8月7日(日)から8月14日(日)までポルトガル4日間、パリ2日間の小旅行をしました。お盆前で裁判所も事務所も動いている時期でしたので少し気がかりな旅でした。海外に旅すると多くのことを考えさせられます。昨年11月5日~7日の香港旅行(事務所旅行)ではJapan Passing(日本通り過ごし)を実感しました。このところ高速鉄道事故と南シナ海の領有権問題で中国の威信が著しく低下し、日本が少し見直され、ちっぽけな日本人の私は正直なところほっとしています。今回のヨーロッパの旅の間マドリッドは予定外の行き先でした。パリからリスポンに直行する予定でしたが乗り継ぎに失敗し、パリからリスボン行きに乗れませんでした。これは私の責任ではなくパリのシャルル・ドゴール空港が大変混雑していてがんばったけれど間に合わなかったのです。旅行社の企画ミスとも言えますが、シャルル・ドゴール空港は年々大きくなり世界の利用者が増えていて予測を超えるところがあります。今回のパリから東京への帰りの便は3時間以上前に到着していますが、ギリギリ近くで間に合いました。旅行社が2時間前には搭乗手続きをして下さいと言っていましたが、そのとおりにしていると汗だくだったでしょう。シャルル・ドゴール空港は世界のハブ空港としてヨーロッパではだんトツではないかと思います。ハブ空港としては他にロンドンのヒースロー空港やドイツのフランクフルト空港がありますがパリほどににぎわっていないと思います。経済力という面ではドイツやイギリスの方がフランスより強い面がありますが、ショッピング・食事・文化という面からパリのような魅力に欠けています。パリの丘に画家がたむろしていたように一種のけだるさが今なお人々をパリにひきつけているのかもしれません。マドリッドのバラハス空港はエール・フランスの担当者が責任を感じ、パリ→マドリッド→リスボン便をとってくれたので予定外の地でした。パリ→リスボン便は満席とのことでした。この真偽のほどもわかりませんが、余分なルートを使っているので多分満席だったのでしょう。羽田、パリ、マドリッド、リスボンの各空港を比較すると、パリは世界を代表する空港で、マドリッド、リスボンはヨーロッパの地方空港、羽田は国際線としてはちっぽけな空港と思いました。アジアのハブ空港の役割はこれではちょっとねというのが残念ながら正直な感想です。

【リスボン2日、ポルト1日】

 パリの乗り継ぎの失敗でポルトガルで実際に過ごしたのはリスボン2日、ポルト(リスボンに継いで2番目の都市、ポートワインで有名)1日となりました。この春ギリシャに継いで経済危機の国としてポルトガルがクローズアップされました。しかしポルトガル人の生活は豊かで経済的貧乏国とはとても思えません。住居もレンガ造りの一戸建てが多くそれぞれの家が赤い屋根と暖炉のための煙突と庭があって羽田や成田の電車から見える日本の建物のみすばらしさとは雲泥の差があります。経済大国 米・中・日の国民よりも豊かな生活をしているように思いました。さすが大航海時代の先陣を切った国の厚みを感じました。EUの経済統合はEU内の国民が等しく豊かになることをめざして試みられているのでしょうが、経済力にもともと大きな開きがあった国々を同一歩調で成長させることを期待するのは無理があります。EU統合の失敗というよりも試行錯誤の過程だと私は信じたいと思います。

【パリの日本人】

 店舗経営をするパリ人にアンケートをとると一番評判の高いのが日本人だということが報道されていました。確かにパリで目にする日本人旅行者は家族づれが中心で、静かでおだやかで金払いがよい(値切らない)人々ばかりでした。バブル経済絶頂の時期に日本の若い女性たちがパリのルイヴィトン本店でバッグをたくさん買って帰ることに眉をひそめている人がいました。眉をひそめていたのはパリ人よりも日本人のオジサンやオバサンたちだったでしょう。でも今は日本の若い女性たちの姿がとても少なくなりました。これは必ずしも喜ばしいことと私は思いません。今の若者たちの多くは外国で遊ぶほど給料をもらえていないと思います。年収200万以下ではパリでブランド品を買うゆとりがある筈がありません。買物をし飲み食いするためだけの旅行であったとしても!日本から離れ外国の空気を吸うことに意味があると思います。日本の今の若者たちは、日本にいても男子より女子の方が活発です。女子が男子をひっぱっていると感じることが少なくありません。“あゝ、愛しの日本のギャルよ!パリのブランド店で好きなだけ買い漁っておくれ!”と叫びたい思いにかられました。

【EU型労働契約法】

 EUは同一労働同一賃金の原則のもと女性労働者の権利を男子労働者と同じレベルにしようとしています。私は日本の若者たちが伸び伸びと働くことができるためには、アメリカ型ではなくEU型の労働関係法に変える必要があると感じました。ただEUでは若者の失業率が日本よりはるかに高くそれはそれで大きな問題となっています。でもEUの試みは基本に人間があります。それと比べ日米は経済とりわけ企業の生き残りを基本にすえており、その点に大きな違いがあると思います。
 私は29年前にはじめてパリを訪れました。その時と比べて弁護士としての私に残された時間はずいぶん限られてきました。でも、まだまだやらなければいけないことが山積していることを感じさせられた旅でもありました。

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