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2007年4月 3日 (火)

幼稚な安倍外交と「美しくない国」日本

【日韓外相会談 にじむ対立 かすむ協調
        米韓接近の影響も「歴史」「拉致」が火種に】

                 (3月27日 日本経済新聞より)

 日韓の外相はリゾート地を舞台にノーネクタイで会談し、日韓協調の演出に努めた。だが、直前に従軍慰安婦問題が再燃して対立の構図が浮上。北朝鮮政策でも拉致問題を優先する日本と、支援を本格再開した韓国の足並みの乱れという火種がくすぶる。「金融制裁」を解除した米国も従軍慰安婦問題で対日批判を強めるなか、米韓接近ムードが「日米韓連携」にも微妙に影響しつつある。

【会談直前に韓国の態度が変化】

 当初、韓国は対日関係の修復を優先し、歴史や領土といった個別懸案で論戦を仕掛けない構えだった。
 しかし、雲行きは会談の直前になって変わった。日本政府内から従軍慰安婦問題を巡って発言が相次ぎ、韓国政界やメディアなどで対日批判が拡大したためだ。宋外通相は間接的に安倍晋三首相らの言動を批判。「歴史を直視する必要がある」「屈曲した鏡を通して正しい未来を見ることはできない」と強い調子で懸念を示した。

【アジアには過去、強制的に動員された
                数多くの横田めぐみさんがいる】

 北朝鮮政策での連携も不透明感が漂う。安倍首相は「拉致問題が進展しない限り北朝鮮支援はない」と主張する。宋外通相は会談で「日本の判断を尊重する」と反論せず、北朝鮮支援で中長期的に日本の経済力に期待する思惑をのぞかせた。
 しかし韓国には「アジアには過去、強制的に動員された数多くの(横田)めぐみさんがいる」(韓明淑前首相)などと、慰安婦問題と拉致問題を絡める潜在的な主張が根強い。仮に北朝鮮が核放棄を進めても、拉致問題が進展しなければ「日韓が支援問題で対立するのは避けられない」(ソウルの外交筋)。

【米は対北政策軟化】

 「慰安婦」と「拉致」の問題は日米韓の連携にも影を落とす。米国は拉致問題で日本の立場を支援するが、慰安婦問題では鋭い矛先を向けつつあるからだ。
 従来、北朝鮮を巡る日米韓の関係は、日米が緊密に連携して北朝鮮に融和的な韓国のつなぎ留めに腐心する構図だった。
 しかしブッシュ政権が対北政策を軟化。最近は「拉致問題解決にこだわる日本が六カ国協議で孤立するのを、米韓が懸念する図式に変わった」(六カ国協議筋)との分析も出ている。

【美しい国へ】
  (安倍晋三著「美しい国へ」2006年7月 文芸春秋 最終頁より)

 わたしたちの国日本は、美しい自然に恵まれた、長い歴史と独自の文化をもつ国だ。そして、まだまだ大いなる可能性を秘めている。この可能性を引きだすことができるのは、わたしたちの勇気と英知と努力だと思う。日本人であることを卑下するより、誇りに思い、未来を切り拓くために汗を流すべきではないだろうか。
 日本の欠点を語ることに生きがいを求めるのではなく、日本の明日のために何をなすべきかを語り合おうではないか。

【私の感想】Up63_16

 いくら美しい自然に恵まれていてもそこに住んでいる人々や政治家が美しいとはかぎりません。日本国民は森、小泉、安倍と他国のことを顧みない首相を3代続けて選んできました。そのようなリーダーが「勇気と英知と努力」とか「誇りに思い、未来を切り拓くために汗を流すべきではないだろうか」といくら力んでも空疎な響きしか残りません。それどころかアジア諸国では、過ちを認めない日本人としての評価はすでに確固たるものとなっています。
 アメリカのブッシュ政権すら日本政府の頑なな態度にへきえきとしはじめています。2年後のアメリカが民主党政権になれば日本政府は手のひらを返してアメリカ政府や韓国政府にすり寄るのでしょうか。
 日本政府は経済が日本の強力なカードと思って強気な態度に出ていますが、経済援助ができなくなり、経済取引がなくなって一番困るのは日本です。北朝鮮はすでに開き直っています。日本の首相が今後も歴史を否定する発言を続ければ中国や韓国も日本に見切りをつけるでしょう。アジアの国々にとって日本は欠くべからざる国ではありません。いつまでも政冷経熱が続くと思っっていたら大間違いです。
 私たち日本人もそろそろ幼児外交から脱却して、せめて少年外交に成長するべきではないでしょうか。このまま幼稚なリーダーを頂き続けていると日本人は世界の笑いものになり、世界一の嫌われ者になるでしょう。今すでに日本人を嫌いだと思う外国の人々が少なくないことは悲しい現実なのです。私たち国民はタカ派の政治家の言動に脳天気に拍手喝采を送り続けていると、取り返しがつかなくなることを肝に命じるべきです。

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